【パチンコ経営企業分析】「カクタグループ」の運営ホールがトップ１０に４店舗ランクイン　～２０２４年３月度店舗別資産価値額ランキング（パチスロ編）

前回、パチンコにおける各店舗の資産価値額を見たので、今回はパチスロにおける各店舗の資産価値額を見ていく。

まず、パチスロ全体における直近半年間の資産価値額推移を見ていくと、

このようにここ半年間の資産価値額は増加傾向にあったのだが、３月に入り前月を下回ってしまった。

機種別に見ると３万７０００台前後設置されている「ゴーゴージャグラー３」の取引額が２月から３月にかけて大幅に減少している影響であろう。

それを踏まえた上で３月末時点の資産価値額上位店舗は下表の通り。

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このように上位店舗の資産価値額を見ていくと、２月末より大幅に減少している店舗と、そこまで大きく変わっていない店舗に分けられる。２月から３月にかけては、ジャグラーシリーズの取引額が減少し、スマスロの取引額はそれほど変化していないことから機種構成の差が表れた結果だろう。

その中で「カクタグループ」の運営ホールがトップ１０に４店舗も入っていたのは特筆すべきであろう。

ただし、直近の集計ではスマスロの一部機種において中古取引額が大幅に減少するなどの動きがあった。

その影響もあり店舗全体の資産価値額は３３万４３９６円から２７万４８６４円となり、その減少額は▲５万９５３２円と非常に大きくなっていた。

これを受けた直近の集計による資産価値額はこのようになる。

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このように上位に入った店舗の資産価値額を見ていくと、順位に変動はあるものの８位までの顔触れは一緒であった。なお、９位に入った『Ｔ－ＭＡＸ奄美大島１号店』は４月６日にグランドオープンした店舗である。

昨年９月以降、中古取引額が大幅に減少した時ほどのインパクトはないものの、減少傾向が気になるところ。引き続き注視していいきたい。

[文・構成／情報島編集部]