新規則機イヤーとなった2022年。パチンコ業界における長い歴史の中でも節目の1年となったことは間違いないだろう。実に様々な出来事があったものだ。そんな中で今回は2022年10月の出来事を振り返ってみたい。
年末年始商戦に向けて新店の準備が本格的に動き始めたのがこの時期である。「フェイス」グループにおける熊本県の3軒目『メガフェイス1070菊陽』が健全化推進機構のHPに登録されていた。また、愛媛県のパチンコ企業「ロッキー産業」も約9年ぶりとなる出店案件を準備していて、『グランディールロッキー西条店』などが「天国」跡地へ居抜きでオープン予定であることも告知されている。
●『ダイナム愛媛四国中央店』との真っ向勝負が今から楽しみ、愛媛県のパチンコ新店『グランディールロッキー三島店』がグランドオープン予定
業界最大手となるマルハングループでもM&Aによる既存店の取得は続いていて、秋田県秋田市にて営業中の『P-ZONE広面店』を事業承継することが10月6日の官報に公告されていた。こうした中規模ホールの取得が増えてきたことは同グループにおける大きな変化といえよう。2023年も更に加速するのか、注目していきたいところだ。
●業界最大手における本年の店舗取得は4軒目、秋田県秋田市のパチンコ店『P-ZONE広面店』をマルハンが事業承継する
また2022年における業界動向として注目されたトピックスの一つが広告宣伝に関するもの。結局詳細については2022年内に出てこず、間もなく発表となる見込みだ。ちなみに10月19日に行われた都遊協の研修会では、行政講話の中で改めて触れられていた点も付記しておきたい。
●担当官が広告宣伝におけるパチンコホールの違反行為を指摘 ~東京都遊協、遊技場経営者研修会を開催
いずれにせよ閉店ニュースも落ち着いてきており、11月のスマスロ導入開始や年末年始商戦に向けた新店の準備など明るい話題が増えつつあった10月期。しかしながら月末に報じられた「第一実業」グループに関するニュースは業界に衝撃を与えるものだった。
新潟県を代表するチェーン企業の一つ「DAMZ(ダムズ)」グループは計20店舗のホールを営業してきた文字通りの有力企業だ。そんな同社の社長らが風営法の賞品買取違反の疑いで逮捕されたと複数のメディアが報じていた。報道によると、4月上旬から7月上旬までの間、『DAMZ佐和田』『DAMZ新発田店』『DAMZ竹尾インター本店』の付近において、利用客から景品を買い取った疑いが持たれているという。いわゆる「自家買い」と呼ばれる行為である。
●新潟県を代表するパチンコ企業「ダムズ」の社長らが賞品買取違反の疑いで逮捕される、『DAMZ竹尾インター本店』など既存店は営業を継続
この後、「くぎ問題」も含めて複数のパチンコ企業が書類送検されたというニュースが相次ぐことに。11月期編へ続く。
自民パチンコ党の木村よしおが落選したから
この業界にはもう容赦しないよ
最終的にどうなったのか続報が欲しい
違法行為がパチ屋にどれほどの損害を与えるのか
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