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【レポート】「沖ドキ!‐30」の稼働状況

『パールショップともえ淵野辺店』

「沖ドキ!」の撤去をめぐる問題で業界団体が揺れている。同機が設置されたままの店舗数およびその合計台数は、2月17日時点の集計で「沖ドキ!‐30」が全国139店舗4743台、「沖ドキ!」は14店舗193台となっていた(※弊社DB調べ)。なかでも30パイ機の残存数が大きく目立つ。

【関連リンク】パチスロ30パイ機シェアは7.65%、茨城は未だ「沖ドキ!」が最多 ~30パイ機の設置台数を調べてみた

全日遊連は全国のパチンコホールに対し、「21世紀会決議に基づく計画的撤去の徹底」について文書で協力を求めているが、頑なに態度をかえないホールも少なくないようだ。編集部では、2月18日に、神奈川県内で「沖ドキ!‐30」を設置しつづける『パールショップともえ』3店舗のうち、相模原市に位置する系列店舗の『淵野辺店』をはじめ、同地域の6店舗で稼働調査を実施した。

主力を担う「沖ドキ!‐30」

神奈川県横浜市と東京都八王子市を結ぶJR横浜線の「淵野辺駅」から徒歩で約5分の場所にある『パールショップともえ淵野辺店』では調査時においても20台の「沖ドキ!‐30」が設置され、13人の客が付いていた。通常貸パチスロ全体に占める設置台数の割合は1割強にすぎないが、低貸を除くパチスロ客の約5割が同機を選択していた計算になる。今回の調査地域で同機の設置が確認できた店舗は同店のみだった。

また、通常貸パチスロにかぎった同店の機種構成をみると、「アイムジャグラーEX‐AE」が最多の36台となり、「沖ドキ!‐30」の設置台数は2番目に多い。同店にとっては主力の一翼を担っている機種だと言える。

30パイ機についてはこのほかにも「沖ドキ!2‐30」(4台)や「グレートキングハナハナ‐30」(8台)、「ハナハナホウオウ‐30」(8台)など合計で40台を数えるが、「沖ドキ!‐30」以外の30パイ機に客付きはみられなかった。

他店舗の30パイ機導入状況

今回の調査地域では本年1月のリニューアルで『ピーアーク相模原ピーくんステージ』と『ニュードラゴン古淵店』が30パイ機の導入を試みている。いずれも十数台の規模にすぎないが、当然ながら撤去期限を迎えた機種ではなく、「南国育ち30」や「沖ドキ!2‐30」、「ハナハナ」シリーズなどを新しく設置した。さらに『glow AMUSEMENT HALL』も2月16日に「南国育ち30」(9台)を導入。ただ、『ピーアーク』の30パイ各機種(合計16台)に客付きはなく、「南国育ち30」を設置する『ニュードラゴン』(12台)および『glow』(9台)も客付きは3割に留まった。

なおかつ、これら店舗が30パイ機を導入する以前から「沖ドキ!2」を設置していた『キコーナ相模原店』においても同機の稼働は低かった。30パイ機の不人気というより、新規則の影響なのだろう。このような状況下で「沖ドキ!‐30」を設置し続けるホールの存在は近隣ホールにとって迷惑なのだと改めて感じた。


コメント:36件 コメントを書く

  1. 法律上置いて良いんだから良いんじゃない
    ただ組合が文句言ってるだけだろ
    ちなみにともえは組合に入って居ないからやりたいようにやった方が良い

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  2. 組合入ってなかったら関係ないからいいじゃん

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