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8月中に閉鎖したパチンコ店は60軒、お盆明け以降に閉店ラッシュが再加速して本年の閉店総数は間もなく600店舗に

新規則機時代へと突入した2022年。パチンコ業界における長い歴史の中でも節目の1年となることは間違いない。特に旧規則機の設置期限を迎えた1月末と、GW明けとなる5月期に閉店を選択したホールが激増していた。

結果的に、本年上半期(1月から6月)における閉店ホール数の合計は500軒近くまで膨れ上がっていたものである。単純計算すると年間1000店舗が閉鎖するペースだ。

ちなみに2020年および2021年の年間閉店数がそれぞれ600軒ほどであったことを思えば、如何にハイペースで進んでいるかがよく分かる数値といえよう。

なお、7月期は(パチンコ店にとっても大きな繁忙期といえるお盆休みを控えて)閉店数はだいぶ減少し、本年最小となる35軒ほどに留まっていた。

しかしながらお盆明け以降に閉店ラッシュが再加速して、8月中に閉鎖したパチンコ店は60軒に上っている。1軒あたりの平均設置台数は368台で、相変わらず小規模ホールの閉鎖が目に付く状況に変わりはない。

パチスロ専門店も9軒含まれていて、岡山県岡山市の『鬼ヶ島』といった老舗ホールに対してはファンからも閉鎖を惜しむ声が寄せられていたものだ。また、東京・池袋駅の周辺では『グリンピース池袋東口店』と『スロットスタジアム フォーション』が相次いで閉鎖するなど、大規模商圏内でも店舗整理が進んでいる。

そんな中、8月期における閉鎖ホールで最大規模だったのが『メガガイア調布パチンコタワー』の813台。京王線「調布駅」の北口にて『メガガイア調布』が新築グランドオープンを果たしたことにより、既存店舗の一つを統合する格好となっていた。

その他、愛知県の『栄FUJI(723台)』や『PAO幸田店(715台)』といった大型ホールの閉鎖も見られており、600台以上の店舗閉鎖は計7軒に上っていた。この辺りがこれまでとはやや異なる傾向といえそうだ。

更に、マルハン・ダイナム・キコーナ・ガイアといったナショナルチェーン以外に、「やすだ」や「ARROW」といった有力チェーンにおいても8月期は店舗閉鎖が見られていた。ただしこちらは新店オープンありきの前向きな取り組みとなっていて、本年後半に向け事業構造の見直しを図っている。

いよいよスマートパチスロの導入についても本格的に動き始めたパチンコ業界。二極化は更に進行することだろう。昨年以上の閉店数となることが確実な中で、年明けには果たして何軒のパチンコホールが生き残っているのだろうか。


コメント:55件 コメントを書く

  1. この種の業界は全く必要ありません。全て潰れて欲しいです。以上

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  2. 年間1000店閉店するためには、月平均84店閉店しなければならない。8月末では672閉店が目標なのに対して、実態は600閉店であり、70店近く足りない。

    続報を待ちたいものである

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