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遊技機販売が前回予想を上回り増収増益 ~セガサミーHD2024年3月期第3四半期決算

セガサミーホールディングスは9日、2024年3月期第3四半期決算を発表。連結経営成績(累計)は、売上高3499億2400万円(前年同期比プラス28.7%)、営業利益544億4500万円(同プラス42.4%)、経常利益572億9600万円(同プラス42.7%)、四半期純利益353億2700万円(同プラス7.6%)。パチスロを中心に遊技機販売が好調に推移し、前年同期比で大幅な増収増益を達成した。

遊技機事業においては、パチスロ機では「パチスロ交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTION ZERO TYPE-ART」等の販売に加え、「パチスロ甲鉄城のカバネリ」や「スマスロ北斗の拳」を追加販売し、累計販売台数は16万3698台(前年同期は6万3579台)。パチンコ機では「P真・北斗無双 第4章 下剋上闘」等を販売し、累計販売台数は7万4681台(前年同期は4万9159台)。その結果、売上高1202億1700万円(前年同期比プラス130.3%)、経常利益457億2600万円(同プラス521.3%)となった。

エンタテインメントコンテンツ事業は売上高2193億1600万円(前年同期比プラス4.2%)、経常利益197億3600万円(同マイナス52.5%)で増収減益。また、リゾート事業は、売上高92億9500万円(前年同期比プラス6.8%)、経常利益7億500万円(前年同期は28億600万円の経常損失)で増収増益となっている。

また、エンタテインメントコンテンツ事業におけるコンシューマ分野が前回予想を下回って推移する見込みになったとして、2024年3月期通期の連結業績予想の修正を発表。修正後の業績予想は、売上高4630億円(前回発表予想数値比マイナス110億円)、営業利益510億円(同マイナス90億円)、経常利益535億円(同マイナス95億円)、純利益280億円(同マイナス70億円)とそれぞれ前回予想を下回った。一方、パチスロ機・パチンコ機ともに販売状況は好調で、販売台数計画をパチスロ機17.9万台(前回予想は17.8万台)、パチンコ機8.7万台(前回予想は8.4万台)に修正。債権回収が進み、貸倒引当金が減少したことなどから、売上高・経常利益ともに前回予想を上回る見込みとしている。


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