「三公商事」グループは長野県を中心にパチンコホールを展開するチェーン企業である。経営店舗は主に「ニューアサヒ」の屋号を冠しており計23店舗を運営してきた。その内訳は長野県(20店舗)、山梨県(2店舗)、そして東京都(1店舗)だ。
1店舗あたりの平均設置台数は約507台と小中規模ホールが目立つが、1000台を超える巨艦ホールも1件運営。同社で最大規模を誇る『ニューアサヒ長野青木島店』(1012台)が名実ともに旗艦店舗と評せるだろう。総じて営業力には定評があり、長野県を代表するチェーン企業の一つであることは間違いない。
なお、2017年末に『ニューアサヒ甲府昭和店』を居抜き出店しており、これが山梨県では2店舗目となっていた。以降は新規出店等の大きな動きはみられなかったが、2021年11月に『プラザ ザック』(長野県350台)をM&Aにより取得。同店については2021年12月末に『イーアサヒ伊那店』として屋号変更を伴うグランドオープンを果たしていて、これが三公商事グループでは4年ぶりの新店である。
そして先日5月23日には、新たに『マルイ上田店』を傘下に収めたことが官報に公告されたばかり。いずれは「ニューアサヒ」ブランドとして生まれ変わることだろう。
【関連記事】長野県を代表するパチンコ企業が大型ホールを取得、『マルイ上田店』が三公商事グループの傘下に入る
こうして新店の動きが出てきた一方で、既存店の整理にも着手している。本年1月末にはパチスロ専門店の『ジオ スタジアム』を既に休業済みだが、更に『ニューアサヒ本店』と『ニューアサヒ湖南店』の2店舗について2022年6月19日(日)の営業を以って閉店することが告知されていた。
両店とも周辺にはグループ店舗が存在しているドミナント展開エリアであり、自社競合を避ける狙いもあるのかもしれない。ホームページ上では「中長期経営戦略による再編」とも記載されている。いずれにせよ、これにより三公商事グループにおけるコロナ禍以降の閉鎖店舗は計5軒となった。
●三公商事グループにおけるコロナ禍以降の閉鎖店舗一覧
2020年11月:『ニューアサヒ岡谷東店』(長野県248台)
2021年11月:『イーアサヒ四賀店』(長野県235台)
2022年 1月:『ジオ スタジアム』(長野県200台)
2022年 6月:『ニューアサヒ本店』(長野県216台)
2022年 6月:『ニューアサヒ湖南店』(長野県288台)
国立だか府中にあるやつ?
元々小さい店で客もいなかったからな。