過去の業界通Pの「聞一以知十」
・10月5日はパチンコ業界にとって歴史的な日になるかもしれない
・仏(警察庁)の顔も三度まで
・パチンコ業界が潰れたら、どう責任を取るつもりなのか
東京、大阪、兵庫、京都で床面積1000㎡超のパチンコ店に休業要請
東京都などで緊急事態宣言が発令された。
今回は感染力が強い変異ウイルスが主流であることや、前回宣言の後半で人流を抑えることに失敗した反省から、パチンコを始めとして今までクラスターが発生していない施設に対しても休業要請がなされている。なお、東京都遊協は事前に都知事に対し、クラスターを発生させていないパチンコ店にも休業要請を行う場合はエビデンスを示して納得する理由がほしいと要望したが、無視された格好だ。
筆者的には今回の宣言は政治の敗北だと見る。第二次緊急事態宣言はエビデンスに基づき、クラスターが発生していた飲食を中心に感染を抑え込んだ。しかし政治家は言うことを聞かない国民に苛だっていた。今回パチンコホールを対象に加えたのは失政をかわすためだと考える。何故ならパチンコは悪者にしやすいから。9割以上の成人と子供はパチンコに関わりがない。パチンコのせいでコロナが収まらないと憂さ晴らしをするのだろう。自身の政治活動、パフォーマンスのために標的にされるのはかなわない。
ヨーロッパではロックダウンに対し多くの行政訴訟が行われた。中には違法と判断されたものもある。我々も納得いかないことは訴訟も視野に入れるべきと考える。
業界通Pの「聞一以知十」(日刊遊技情報2021年4月30日掲載)
休んでからいうならわかるが、多くが無視をきめこんでいるのに言うべきことではない。昨年は特措法こそあったが、手続き、罰則なしでもほとんどのホールが休業要請に応じた。だからパチンコ業界の取り組みも世間から認めらるようになった。しかし今回はこの努力をふいにしてしまった。今回は手続きも罰則もある中で組合リーダー、ホール大手が無視を決めこむ。休業できなくても時短営業や台数削減など対応方法があるはずだが、ほかの産業がかなり休んでいる最中に、ほとんど普通に営業を継続している。これで被害者意識を語られても誰も聞く耳をかさないだろう
都会のホールが国の法にもとづいた休業要請を無視するなら、地方ホールがミリオンゴッドや沖ドキをまた使うといいかねませんよ。自主規制違反より、法令違反の方がもっと悪いのだから。