【寄稿】近未来のパチンコ店の在り方を模索するダイナム

３月２６日にダイナムが新スタイルのパチンコ店「ＤＹＮＡＭ　ＳＡＬＯＮ（ダイナムサロン）」をオープンするとＨＰ上で発表した。

カフェラウンジ・０円パチンコ・ワークショップなど、パチンコにあまり関心がない一般層にも訴求できそうな気がする。そもそもパチンコ店が射幸性で遊技客を誘引できていた時代には考えなかった試みだろう。ただ昨今は店の大型化が進んだ一方で、射幸性の低下や依存問題、そしてコロナ等により売上もファン人口も大きく減少している。これまではパチンコ単体で上げてきた収益を、これからは平日集客力を活用した様々なサービス業とのコラボレーションで生み出していく時代になるのかもしれない。

今回の施策は「パチンコ店は利用客に何が提供出来るのか」という命題にダイナムが真正面から取り組んだものと言える。今後における店舗開発のトレンドは、パチンコだけではなくプラスアルファとして何が出来るのかが研究されていくことだろう。

その中には従来の法令ではできない事柄も含まれているはず。近未来のパチンコホールの在り方について、またそれに伴う法令の改正要望などについては、組合・団体がぜひ求心力をもって行政や政治と協議して頂きたいところだ。

ダイナムの新スタイル店舗「ＤＹＮＡＭ　ＳＡＬＯＮ（ダイナムサロン）」紹介ページ

業界通Ｐの「聞一以知十」（日刊遊技情報2021年4月1日掲載）

『ダイナム茨城イオンタウン水戸南店　ゆったり館』では４月８日にも２回目となる「０円パチンコ」の開催を予定している。