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パチンコ企業の遊技機資産価値ランキング、トップはマルハンで428億567万円

本稿では、弊社が独自に集計したデータベースを元に、パチンコ経営企業のランキングを紹介する。

最も勢いのあるパチンコホール企業は『キコーナ』のアンダーツリーグループ、台数増加率ではアミューズグループがトップ

本稿では、弊社が独自に集計したデータベースを元に、パチンコ経営企業のランキングをご紹介する。 今回は ...

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今回は、グループ全体で保有する「遊技機の資産価値」に着目し、総資産価値を高い順に集計した企業ランキングだ。総資産価値は中古機市場での流通価格を集計し、算出したもの。なお、資産価値が高い遊技機は基本的にユーザーからの支持を得ている機種となるが、旧規則機の認定機については一般的な中古流通ができないため、集計データは主に新規則機についての数値となっている点に留意していただきたい。

ランキングトップは428億567万2534円で「マルハングループ」。総設置台数の多さも要因の一つとしてあるものの、総資産価値金額を運営店舗数で割った1店舗あたりの平均資産価値金額も約1億3764万円と高い数値であり、資産価値の高い遊技機を最も多く保有するホール企業と言えるだろう。

ランキング2位「ダイナムグループ」の総資産価値は285億226万6456円だが、1店舗あたりの平均資産価値金額は約6478万円とマルハンの半分以下。そのほか1店舗あたりの平均資産価値金額は、3位の「アンダーツリーグループ」が約8241万円、4位の「NEXUSグループ」が約1億7114万円、5位の「ガイアグループ」が約8170万円と、ローコスト経営を推進するダイナムグループの経営方針は、遊技機の資産価値にも表れている。

また、遊技機1台あたりの平均資産価値では、「イクティスグループ」が29万2019円、「シルバーバックグループ」が26万7228円、「岩下兄弟グループ」が25万1417円、と高い数値となっている。

パチンコ・パチスロ別のランキングを見ていくと、上位7位までは総合ランキングと全く同じとなった一方、8位以下では一部、パチンコ・パチスロで順位が大きく変わるホール企業が見うけられる。

ベガスベガスグループ」「善都グループ」「キング観光グループ」などは「パチンコ高、パチスロ低」、また「新日邦コンコルドグループ」「イクティスグループ」「オータグループ」などは逆に「パチンコ低、パチスロ高」といった傾向が見られた。

弊社が毎月集計している大手ホール企業における遊技機1台あたりの資産価値金額の推移は、このところ上昇傾向が続いている。特に今年4月には(新規則機の取引数自体はまだまだ活況とまではいえなかったものの)実績を残した価格上位機種が高騰し始めたことで遊技機1台あたりの資産価値がここ2年間で最も高い数値まで戻していた。ただし、5月期はその伸びがやや鈍化。GW明けで中古市場への放出数が増加したことに加えて、「旧規則機の設置期限延長」が影響していると見られている。

これから7月、8月にかけて注目機種が続々と市場投入されていく中で、各ホール企業の新台導入台数や遊技機の資産価値がどのように推移していくかにも注視していきたい。

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コメント:5件 コメントを書く

  1. マルハンは遠隔してるから、資産も増えて当たり前

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  2. 店舗数だとダイナムがダントツだけど
    総設置台数はマルハンがダイナムより多いんだな

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