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2022年のパチンコ業界を振り返る【4月編】多くの「新入社員」が加わり多くの「新店」が誕生して反転攻勢への第一歩

マルハン北日本カンパニーの入社式

新規則機イヤーとなった2022年。パチンコ業界における長い歴史の中でも節目の1年となったことは間違いないだろう。実に様々な出来事があったものだ。そんな中で今回は2022年4月の出来事を振り返ってみたい。

正式には3月末の話題であるが、「警察庁丁保発第77号」として「技術上の規格解釈基準について(通知)」が発出されている。これにより遊タイムにおける発動回転数の幅がこれまでよりも広がって、より浅い回転数での発動が可能になった。ゲーム性の幅が広がるのはユーザーにとっても悪くない話である。

警察庁が技術上の規格解釈基準を改正、パチンコ「遊タイム」作動の規定回数の幅広がる

また新年度に入り、パチンコ業界にも多くの新入社員が入社している。NEXUSグループでは本社に全員が集まる格好で入社式を開催。男性39名、女性43名が同社に加わっており、女性比率が50%を超えていた点も話題となったところだ。その他、マルハングループでは計118名、キコーナグループが計91名となり、この3社がパチンコ業界では圧倒的であった。

パチンコホールにおける新入社員数は「マルハン」「キコーナ」「Dステ」の3社が圧倒的

スタッフ関連でみると、パチンコホールにおける「アイドル店員」が一部から注目を集める中で、「アイドル店員をモチーフとしたパチンコ機」が登場したのもこの時期。東京都の『サンパレス環七大杉店』にて『Pぐっもーねん』が4月19日より稼働を開始していた点も付記しておきたい。

全国初!「アイドル店員」をモチーフとしたパチンコ機が登場、東京都江戸川区の『サンパレス環七大杉店』で4月19日より稼働開始

4月期も引き続き多くの店舗が閉店した。ちなみに2021年には「ガイア」グループの店舗整理が話題となっていたが、2022年全般でみると「キコーナ」グループが店舗整理に大きく舵を取った1年だったといえるだろう。特に4月には9軒を閉鎖していて、結局2022年の1年間だけで閉鎖されたホールは計18店舗に上っていた。

キコーナグループが4月3日を以って9店舗のパチンコホールを閉鎖へ、コロナ禍以降の閉店数は計23軒に

このように閉店・休業を選択するホールは依然として多数見られたものの、月末からのGW期間に向けてリニューアルやグランドオープン準備を進める前向きな動きも続々とアピールされていた。その中でも「延田グループ最大のプロジェクト」と銘打たれ、西日本最大級2000台のパチンコホールへと生まれ変わった『123+N布施店』は大いに注目を集めたものである。新たな名物店舗の誕生と評してよいだろう。

西日本最大級1フロア2000台!『123+N布施店』がグランドリニューアルオープン

西日本最大級2000台のパチンコホールへと生まれ変わった『123+N布施店』

他にも、イーグルの跡地で再出発を図った『ユーコーラッキー37』、3店舗同時の改装オープンとなった『マルハン池袋』、相模原・町田で最大級となる『ピーアーク相模大野』、鹿児島県の中堅企業が新築オープンした『イエスランド鹿屋店』、平川商事における最重要プロジェクトと銘打たれた『ARROW浪速店』、ダイナムグループの傘下に入ってからは初の新規出店となった『YUMEYA浜松大柳店』、三つ巴の戦いが幕を開けた『アビバ海老名店』などなど。実に多くの店舗がグランド(リニューアル)オープンを果たしている。

今年のGWは話題のパチンコホールが目白押し!新築グランドオープンから大型改装店舗まで全国各地で盛り上がる

なお、その中で最も注目されたのは日本初の防災特化型店舗を謳う『Nikko泉田店』だろうか。「大規模災害など有事の際には、店舗内で200人が避難生活を送れるように様々な防災設備を導入している」という今までにないコンセプトの同店は業界外でも大きな話題となったものだ。

日光商事グループの新しいパチンコホールが物凄い施設に、『Nikko泉田店』が日本初の防災特化型店舗として間もなくグランドオープン

このように新年度に入ってパチンコ業界にも新たなメンバーが多数加わり、そして新たなパチンコホールが多数誕生している。反転攻勢に向けてまずは第一歩を踏み出した時期といえよう。5月期編へ続く。


コメント:3件 コメントを書く

  1. 反転攻勢とか馬鹿じゃないの?

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  2. 新入社員の何割が定年まで働き続けれるのか。
    離職率7割8割と言われてるわけだし。

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