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規模を縮小させたパチンコ企業ランキング、業界4位の「ガイアグループ」がマイナス2万2967台でトップ

本稿では、弊社が独自に集計したデータベースを元に、パチンコ経営企業のランキングをご紹介する。

前回に続き、グループ全体で保有する「遊技機の総設置台数」に着目しつつ、今回は「直近2年間で減少数の大きかった順」に集計した企業ランキングとなっている。2021年5月時点の総設置台数と2019年5月時点での数値を比較し、減少した台数(および減少率)を算出している。

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2019年5月時点の店舗数は9539店舗で、遊技設置台数は425万6467台だったが、2021年5月時点では、店舗数は8389店舗(2019年5月比マイナス1150店舗)、遊技設置台数は391万6190台(同マイナス34万277台)とそれぞれ減少。全体の台数減少率は8.0%となっている。

ランキングの1位はマイナス2万2967台で「ガイアグループ」。店舗数は40店舗減少した。

【レポート】業界第4位のガイアグループがスリム化を更に推進中、2021年だけでパチンコ店20店舗を閉鎖・売却済み」でレポートした通り、2016年からの5年間で94店舗を閉店するなど、同社がスリム化を進めていることは周知の通り。

最盛期には190軒前後のパチンコホールを運営する一大企業に成長し、マルハン・ダイナムと並んで御三家と称されたが、近年では「アンダーツリーグループ(キコーナ)」の躍進もあって、2019年の秋頃には順位が逆転。現在の運営店舗数は112軒で業界第4位となっている。

また、マイナス6664台で2位にランクインした「松原興産グループ(キョーイチ)」の台数減少には、コロナ対策として同グループが推進した「遊技台の間引き営業」が一部影響しているようだ。

巨艦店の1つである『キョーイチ 枚方店』は、十分な台間を確保するためにコースによっては2台に1台を稼働停止するなどし、総台数は1360台から844台へと減台。また、グループ最多設置台数となる『ZETTA京一宇治店』においても、以前の2013台から現在は1686台へと減台している。

そして、設置台数の減少率では「さくらんぼグループ」が60.9%でトップ。ほかにも「つばめグループ」「西の丸グループ」「千成グループ(SAKURA) 」が減少率30%前後の高い数値となっている。

ちなみに業界最大手の「ダイナムグループ」は1902台減で11位にランクイン。総設置台数の多さから減少率は平均値を大きく下回る0.9%に留まっている。

ゴールデンウイーク後も閉店店舗が相次いでおり、旧規則機の完全撤去を終える本年度末には何店舗まで減少するのか想像もつかない。

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コメント:7件 コメントを書く

  1. 公安・メーカー・店舗 は 遊戯側のニーズを完全に忘れてる。新基準見直さないと 多分スロット業界は完全に消滅しちゃうと思う。
    公安の目的が業界の淘汰なら仕方無いけどね。

    リスク・リターン考えるとアホらしくて無理。公営ギャンブルのが 圧倒的。

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  2. 玉を出さない店は淘汰される
    ただ、それだけのことです

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