【２０２２年８月のパチンコ業界動向まとめ】繁忙期も新店少数、パチンコ店の閉店は止まらず

８月９日にグランドオープンした『メガガイア調布』

８月上旬にはメーカー各社の決算発表があり、大半が機械販売増によって増収を達成。今後投入されるスマパチ・スマスロによってさらに販売数は伸びる見込みとなっている。一方でホール関係では閉店数増加に歯止めはかからず、８月期もお盆商戦後に閉店するパチンコホールが多数発生。既に本年の閉店数は５００を超え、昨年１年間の閉店数６００件を上回るのは確実な情勢だ。

また、例年であれば繁忙期に合わせて新店が多数オープンする時季ではあるが大幅に減少。ただし８月期にオープンした５軒のうち４軒が設置台数１０００オーバーの巨艦店舗と中小店舗が減少し、大型店舗が増加する流れにかわりはない。

機械関連ではパチスロ６．５号機が順次投入されており、８月期導入機種では「パチスロ　新鬼武者２」が高評価を獲得し、中古価格も高騰している。しかしながら６．５号機全般が好調とは言い難く、お盆商戦の稼働状況についてもパチスロは前年並みとされている。ヒット機が出てはいるが既存ユーザー内での回遊にとどまり、業況を好転させるほどの材料はまだ見当たらない。

今冬にも導入予定のスマスロについて８月中は大きな動きがなかったものの、機械が徐々に適合を受けている。１１月下旬に約４機種７万台の販売が見込まれており、まもなく案内が始まりそうだ。

トップニュース再録

８月の主なニュース

・８月１日
パチンコ２０件・パチスロ１４件が新たに適合、パチスロ適合数は前月より１０件減　～保通協型式試験２０２２年７月
https://johojima.com/pachinko_news/post-204947/

２１世紀会、依存対策有識者会議からの答申を公表
https://johojima.com/pachinko_news/post-205129/

・８月４日
遊技機販売台数は前年同月比で微減、セガサミーＨＤが２０２３年３月期第１四半期決算発表
https://johojima.com/pachinko_news/post-205448/

・８月５日
「パチスロ犬夜叉」完売など遊技機事業は好調、フィールズ２０２３年３月期第１四半期決算
https://johojima.com/pachinko_news/post-205526/

平和、２０２３年３月期第１四半期決算は増収増益
https://johojima.com/pachinko_news/post-205777/

・８月７日
ニューギングループ、８月７日に「花慶の日２０２２　ＯＮＬＩＮＥ-真夏の花涼み-」を開催
https://johojima.com/pachinko_news/post-206467/

・８月８日
ニューギングループ、ホール業務の効率化向けＥＣサイト「ニューギン＠」を開設
https://johojima.com/pachinko_news/post-205397/

・８月１２日
静岡県のパチンコ経営企業「森本製材所」が破産手続き開始決定、本年６月に最後の経営ホールが閉鎖していた
https://johojima.com/pachinko_news/post-206212/

・８月１９日
オーイズミ、化粧品販売事業などを展開する武内製薬を子会社化
https://johojima.com/pachinko_news/post-206161/

・８月２４日
ＮＥＸＵＳグループ、小学生対象のｅスポーツ教室を太田市役所ｅスポーツ部と共同開催
https://johojima.com/pachinko_news/post-206252/

・８月２７日
マルハン、静岡市の複合施設「プラザアピア静岡」に地域密着型グランピングＢＢＱ施設を新規オープン
https://johojima.com/pachinko_news/post-206140/

８月にグランドオープンした注目店舗