【２０２２年１０月のパチンコ業界動向まとめ】１０月期のグランドオープンはゼロ、スマスロ導入に向けたユニット等の設置工事進む

１０月期のグランドオープンは０件だった。写真は１１月１１日オープン予定の『グランキコーナ相模原店』

１０月期のグランドオープンは０件だった。１１月下旬にスマスロの導入を控えていることもあり話題となっている新店の多くは導入後のオープンとなりそうだが、『グランキコーナ相模原店』では導入前の１１月１１日オープンを発表。アンダーツリーグループの最上級ブランドである「グランキコーナ」の関東初上陸に注目が集まっている。

機械関連では１０月上旬に多数の新機種が導入されており、特にパチンコは「真・牙狼２」や「ウルトラマンティガ」、「うしおととら」とミドルタイプで三つ巴の戦いとなっていた。結果的には話題の分散やスマスロ導入を控えての慎重な運用、スペックの頭打ち感といった事情から主力機を脅かすには至らなかった。

パチスロも複数機種が導入されたものの評価は今一つで「甲鉄城のカバネリ」と「新鬼武者２」へさらに人気が集中する結果となっている。また、スマスロ解禁に向けてユニット等の設置工事を先行して行うパチンコホールが出始めた。ユニットや機械不足が問題視されているがしっかりと台数を確保しているグループもあるとされ、６．５号機以上にグループ、店舗間での差が懸念される。

全体的な業況はパチスロ６．５号機による改善がはっきりとし始めており、機械の販売台数も伸びている。しかし、パチスロ側の回復に伴ってパチンコが落ち込んでいると言われているほか、下旬に発刊されたレジャー白書２０２２でも参加人口・市場規模は横ばいと発表されている。店舗の閉鎖もまだまだ続いており、底打ちはまだ先となりそうだ。

トップニュース再録

１０月の主なニュース

・１０月３日
パチンコ１７件・パチスロ１４件が新たに適合、適合率は今年最低値に　～保通協型式試験２０２２年９月
https://johojima.com/pachinko_news/post-208501/

マルハンが２０２３年度内定式を開催、来春入社予定者５３名が出席
https://johojima.com/pachinko_news/post-208794/

・１０月７日
「心身のリフレッシュや指の運動にパチンコを楽しんでもらえたら」　新潟市のパチンコホール『ニラク白根店』が特別養護老人ホームに遊技台を寄贈
https://johojima.com/pachinko_news/post-209100/

・１０月１３日
サミーがパチスロのＳＥやゲーム性を採用したビデオスロットゲーム２タイトルを発表、全世界のカジノへの設置を予定
https://johojima.com/pachinko_news/post-208915/

サミーが新たに発表したビデオスロットゲーム

・１０月１５日
ＮＥＸＵＳ、ＳＤＧｓ活動の一環としてレジ袋削減オペレーションを開始
https://johojima.com/pachinko_news/post-208949/

・１０月１７日
ＳＡＮＫＹＯ、２０２３年３月期通期の連結業績予想を上方修正
https://johojima.com/pachinko_news/post-209162/

・１０月１８日
パチンコホールの稼動状況、パチスロは大幅に回復　～シーズリサーチが第９０回パチンコ景気動向指数調査報告書を公表
https://johojima.com/pachinko_news/post-209075/

・１０月１９日
担当官が広告宣伝におけるパチンコホールの違反行為を指摘　～東京都遊協、遊技場経営者研修会を開催
https://johojima.com/pachinko_news/post-209363/

都遊協の遊技場経営者研修会の様子

・１０月２５日
ダイコク電機、昨今の物価上昇を受けて「インフレ対応特別手当」を支給
https://johojima.com/pachinko_news/post-209498/

・１０月２６日
新潟県を代表するパチンコ企業「ダムズ」の社長らが賞品買取違反の疑いで逮捕される
https://johojima.com/pachinko_news/post-209710/

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